子どもは家庭の宝であり、社会の宝であります。
きらきら輝く子どもたちのお世話をさせていただくことは、尊い仕事であり私たちの喜びであります。
昭和５９年（１９８４年）に設立認可を受け誕生した学校法人光星学園は、令和５年に設立４０周年を迎えました。学園設立翌年の昭和６０年（１９８５年）に開園しました水戸幼稚園は、本年創立４０周年の節目を迎えます。来年は三雲幼稚園が、令和１０年にはひかり幼稚園が４０周年を迎えます。お陰様で、これまで7,476人の卒園児を小学校へ送り出し、通園範囲も湖南市はもとより、甲賀市、野洲市、栗東市、近江八幡市へと広がり、地域に信頼される学園として発展してまいりました。
変化の激しい４０年を確かな足取りで歩んでこられたのは、地域の皆様、保護者の皆様、卒園され社会人として活躍されている卒園児の皆さんのご支援のおかげと深く感謝しています。歴史をつないでこられた歴代の園長先生や職員の皆様に改めて敬意を表します。
この時に当たり、光星学園は「創立４０周年記念スポーツフェスティバル」を開催します。姉妹園３園の園児と保護者が相集い、スポーツ活動を通じて交歓し、光星学園の歴史と伝統に誇りを持ちながら明日への活力を養うというものです。時期は１１月の予定です。
これまで、市の公立園と共存共栄の関係で順調な歩みを続けてきた光星学園ですが、令和２年度より公立園の民営化が急展開し、結果、企業の経営する保育園やこども園が進出してきました。保護者のニーズに応える形で、生まれて間もない０歳、１歳から毎日１１時間～１２時間施設で預けられる子どもが増えてきました。保育の低年齢化、長時間化が進んでいます。少子化も進み、年々新入園の子どもの人数が減少してきています。これまでのように３歳児から受け入れる幼稚園型の運営形態を見直す時期がやってきています。園児数の減少は全国共通の問題で避けることはできませんが、一人ひとりを大切にし、子どもの行く末まで見守る私たちの姿勢に変わりはありません。
私は、皆様のおかげ長い間政治の世界に身を置き、これまで子育てに重点を置いた政策の実現に向け努力してまいりました。子ども子育てをめぐる状況が激しく揺れる今こそ子育ての原点に立ち返り、「子どもファースト」の理念を基盤に置きながら、私立の学園としてこれまで同様、質の高い教育・保育を推進してまいります。先生が笑えば、子どもも笑う。笑顔と明るい挨拶がいっぱいのパラダイスをつくります。

末尾になりましたが、関係の皆様の今日までのご厚情ご指導に深く感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご指導ご支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。